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2023.3.31 金
住宅会社のためのフランチャイズ、ボランタリーチェーンの選び方
住宅会社のためのフランチャイズ、ボランタリーチェーンの選び方
フランチャイズ、ボランタリーチェーンを活用して、事業を成長させている会社もあれば、逆に衰退させている会社もあります。フランチャイズ加盟の経営目的と選択手法が間違っていれば、加盟が企業を衰退させてしまう。というケースが多く見られます。
フランチャイズやボランタリーチェーンの加盟の目的は大きく5つに分類されます。
①本業補完目的
②本業強化目的
③本業継続目的
④新規事業目的
⑤地域市場対応目的
成功例:加盟による事業成長
例えば、不動産、新築分譲を行う企業が土地の仕入れに依存したビジネスモデルでは限界を感じ、注文住宅を手がけることで事業の拡大や注文住宅事業と分譲住宅事業のシナジー、デザイン力の向上を目的として何かチェーンに加盟する場合、「本業強化目的」「新規事業目的」に該当します。
失敗例:目先の効率化加盟
企画商品加盟、外部建築家加盟
自社の商品力が無いため、全国展開している企画商品住宅に加盟する。これによる失敗が全国で最も多く見かけるケースになります。企画商品の寿命は短く、また自社の設計力、商品力を磨くことを怠けることになり、企業の中期的競争力を失うことになります。これは、企画商品住宅加盟だけではなく、外部建築家加盟でも同様です。自社の商品、設計力を磨くことを怠り、かつ1棟の付加価値、完工粗利を低下させることになります。目先の集客、商品、受注のために加盟をした結果、企業のコアコンピタンスを失う。加盟は、事業を強化するためにあるのであって、依存すれば衰退します。「商品・本部依存目的」は避けて下さい。
加盟目的まとめ
①本業補完目的
注文住宅会社が、土地の仕入れ・仲介から手がける不動産を開始することで、事業を補完します。あるいは、注文住宅会社が、予算の合わないお客様にもご提案できるように企画住宅、ローコスト住宅を保有することで、本業を補完します。
②本業強化目的
住宅会社が、自社設計商品だけでは弱く、外部建築家を活用する。一部分譲を手がけることで、本業を強化するなどが該当します。本業を強くするためにプラスαのスパイスを保有する選択です。
③本業継続目的
住宅商品に脆弱性を感じている。市場における「デザイン」「性能」「提案力」の競争力が低下してきた。本業を継続するため、自社の商品力、設計力を磨いていきたい場合に、注文住宅ネットワーク、商品ネットワークに加盟して自社の設計力、商品力を依存せずに磨くための選択。
④新規事業目的
分譲住宅会社からの注文住宅立ち上げ。ゼネコンからの住宅事業立ち上げ。今の事業だけに依存せず、新規事業として多角化することで、企業の競争優位性を確立すること。元来ある組織図とは分離して立ち上げる場合に有効。
⑤地域市場対応目的
地域の特性を考慮し、注文、リフォーム、不動産の総合提案が必要である。地域特性上、競合他社の参入を防ぐ必要がある。など、地域市場に対応するための加盟がここに該当します。
このような課題はありませんか?
・どのネットワークに入ればいいか迷子だ
・今のままでは、集客、契約率、利益が低下する
・デザイン、性能を高めた企業に転身したい
・自社設計、デザイン力をとにかく高めたい
・シンボルハウスを開発し、ブランディングしたい
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