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2023.3.31 金
FC・VCそれぞれの違いをわかりやすく解説
FC/VCの違いについて
FC(フランチャイズチェーン)は、日常生活の中でもよく耳にする言葉で聞いたことがある方は非常に多いでしょう。VC(ボランタリーチェーン)に関しても徐々に世の中に浸透してきた言葉といえます。
しかし、「どんな違いがあるの?」と聞かれると、その違いやメリット・デメリットについてしっかりと説明できる人はそう多くないのではないでしょうか。
今回は、FCとVCの基本的な知識と、メリット・デメリットについて解説します。
FC・VCの加盟を検討されている方は参考にしていただけますと幸いです。
FC(フランチャイズチェーン)とは?
FC(フランチャイズチェーン)は、運営する本部と、加盟店が契約をすることで成り立つ事業形態を指します。
商品・サービスの開発や販促の手法・運営の方針といった決定は本部が行い、その実務を加盟店が実施することで事業活動を行っています。
常に決定権は本部にあり、トップダウン形式の加盟店ネットワークが形成されていることがほとんどです。
FCの特徴
FCは、本部が企業の本社と同じような役割を担い、加盟店は企業の支店のような役割を担うことで成立しています。
展開する全ての店舗で一定の品質・価格・サービスを提供するケースが多いことが特徴。
加盟店は同じビジネスモデルを共有しており、本部の指示のもとで規格化された商品やブランドを取り扱います。加盟店同士の横のつながりは、少ない、もしくはないというケースが多いでしょう。
FCのメリット
ノウハウの取得が容易
FC本部が築き上げてきたノウハウや手法の提供が受けられます。また、専門家からの販売や経営の指導が受けられることも。
商品開発や販売・運営の戦略に時間を労す必要がありません。
知名度の高いブランドや商品を販売できる
FC本部を運営する企業は知名度の高い商品やブランドを持っていることが多いです。
加盟店になるだけで一定の集客効果を得られることも少なくありません。
品質についても一定以上の信頼があるので、早期の集客が見込めるでしょう。
大胆な広告宣伝活動ができる
FC加盟店は全店舗で規格化された商品・ブランドを展開しているため、複数の地域で一気に大きなキャンペーンや販促を展開することが可能です。
本部持ち出しの販促企画も多いため、加盟店側の広告運用コストが低いのも魅力。
FCのデメリット
自由度が低い運営体制
FC契約を行うと、本部が用意したマニュアルに基づいた画一的な店舗運営を求められるケースがほとんどです。
店舗側が広告などを打つ場合も、本部の確認や指示のもと行う必要があり、思い通りの運営ができないケースも。
ロイヤリティが必要
FCに加盟している期間は、店舗の経営状態に関わらず所定のロイヤリティが発生します。
VC(ボランタリーチェーン)とは?
VC(ボランタリーチェーン)は、加盟店(複数)自体が共同で本部を設立し、運営を行っている組織形態を指します。
商品の開発や運営方針については本部からの提案を考慮しながら、各加盟店に委ねられるというケースが多いのが特徴。
本部の主導権は強くはなく、加盟店同士の協調性や協働性に重きを置いた運営がされることがほとんどです。
VCの特徴
VCは、FCと比べて本部の主導権は弱いですが、本部が商品・資材・設備に関わる仕入れなどの取引業務を一括して行うことで、コストダウンを行うことが可能です。
また加盟店同士の情報共有が行われることでマーケティングの精度も向上し、商品展開・事業展開が強力なものとなっていく、という組織の運営方法。
同じVCに加盟していても、異なった事業展開をすることもいので、同じ理念の共有はあまりありません。
商品・品質・価格・サービスの提供についても店舗側に委ねられており、加盟店側の社内決定で取捨選択が可能です。
VCのメリット
仕入れコストが削減できる
加盟店が必要とする資材や設備等の仕入れを本部が行うため、加盟店の多いVCチェーンほど仕入れの際のスケールメリットが大きく、安く仕入れを行うことができます。
自由度の高い運営が可能
本部による規制などが少ないため、店舗の独自性に富んだ運営が可能です。
自社の商品との組み合わせなどによる相乗効果も得やすいかもしれませんね。
加盟店間の連携が強い
加盟店同士のつながりを基盤としているので、情報共有がとにかく豊富です。
成功体験や失敗談などたくさんの情報の中から自社の運営方針を導き出すことが可能です。
VCのデメリット
経営力が必要
VC加盟店の場合、経営課題や問題を自力で解決しないといけない場面が多いので、経営者としての判断力が必要となります。
知名度が高くないケースも
FCのようにブランドの力に頼る経営というよりは、運営努力によって自社のブランド力を上げていく必要があります。
まとめ:自社にあったFC・VCを探してみよう
今回はFCとVCの基本的な違いやそれぞれのメリット、デメリットについてご紹介しました。
自社のこれからの運営方針や目標、現状の課題解決へ向けたFC・VCの比較検討をしていくことが何より大切です。
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気になるサービスを比較検討したら、資料請求・お問い合わせから実際に話を聞いて、自社の経営に役立てる情報を少しでも多くキャッチしましょう。
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