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工法とは?

住宅における工法とは
“どのような部材で・どのように組み立てられているか”を意味します。

 

様々な工法があり、
それぞれに次のようなメリット・デメリットがあります。

工法の種類

※住宅FC・VC本部によって、工法の呼び方は異なる場合がありますので、ご注意ください。

木造軸組工法(もくぞうじくぐみこうほう)

木造軸組工法は、日本古来の工法で「在来工法(ざいらいこうほう)」とも呼ばれています。

歴史のある建物によく使用されており「木造住宅の構造といえば木造軸組工法」といわれるほどです。

木造軸組工法は、主に柱や梁といった軸組で住宅を支えています。
空間に点を置き、結び合わせるように組み上げ“線で支える”イメージです。

 

 

〇メリット〇
・設計自由度が高い
・建築費用を抑えられる
・自然素材の良さを出せる

 

×デメリット×
・耐久性や耐震性は(ツーバイフォー工法などの)面で支える工法に比べて劣る
・鉄骨造に比べて強度が低下しやすい
→材料に防湿や防蟻などの加工を行うことでカバーできる場合があります。

木造枠組壁工法(もくぞうわくぐみかべこうほう)

使用する構造材のサイズが2インチ×4インチ(38mm×89mm)であることから、通称「ツーバイフォー(2×4)工法」とも呼ばれています。

更に、サイズが2インチ×6インチ(38mm×140mm)の、通称「ツーバイシックス(2×6)工法」もあります。

 

木造軸組工法が柱や梁といった軸組で住宅を支えるのに対し、木造枠組壁工法はフレーム状に組まれた木造の枠組材に、構造用合板などを打ち付けた壁や床(面材)で支えるのが特徴です。
この6面体の箱型構造を組み立て、住宅を作りあげます。

 

〇メリット〇
・面で支えているので、耐震性・耐風性に優れている
・省令準耐火構造と認定され、火災保険の費用が安くなるケースが多い
・比較的工期が短い

 

×デメリット×
・設計自由度が低い
・リノベーションやリフォームがしにくい
→ツーバイフォー工法のリノベーションやリフォームについて知識や経験が少ないことから、このようにいわれることが多いようです。
構造上多少制限はありますが、技術力や設計力があればリフォームやリノベーションも可能です。

鉄骨造(てっこつぞう)

鉄骨を使い、柱や梁などの建物の骨組みを構成する工法です。
鉄で造られた鋼(Steel)が語源となり「S造」とも呼ばれています。
使用する鉄骨により「軽量鉄骨造」と「重量鉄骨造」に分けられますが、住宅(2階建てまで)に推奨されるのは「軽量鉄骨造」です。
更に分類すると、以下の種類があります。

鉄骨軸組工法(てっこつじくぐみこうほう)

鉄骨軸組工法は、木造軸組工法(在来工法)の木材を鉄骨に置き換えたものです。
鉄骨の筋交い(すじかい)はX状が基本なので「ブレース構造」とも呼ばれています。

 

〇メリット〇
・品質が安定している
・設計自由度が高い

 

×デメリット×
・建築費用が木造に比べて高価
→木造に比べると高価ですが、鉄骨・コンクリートの中では基本的に一番安価です。

鉄骨ユニット工法(てっこつゆにっとこうほう)

鉄骨ユニット工法は、工場で外壁や窓、断熱材なども含めたボックス状のユニットを製造し、現場で組み立てる工法です。
プレハブ工法」とも呼ばれています。

 

〇メリット〇
・建築期間が短い
・耐力壁(※1)が不要のため大開口・大空間を作れる

(※1)建物の構造を支えるために必要な壁

 

×デメリット×
・周辺の道路が狭いと建築不可の場合もある
→トラックやクレーン車でユニットを運ぶため、通れないと建築できない場合があります。

自社に近い工法のFCに加盟しよう

今回ご紹介したのは、主要な工法の一部です。
他にも「鉄筋コンクリート工法(RC造)」など様々な工法があり、どちらに加盟すれば良いか迷われるかもしれません。
ひとつ注意点として、もともと自社で行っている工法とあまりにも違う場合、導入に時間とコストがかかる場合があります。
そのため、なるべく自社に近い工法のFCに加盟することが望ましいでしょう。

 

住宅FC.VC比較.comなら、様々なFCを比較することが可能です。

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